観劇/エンターテインメント

はじめての落語を映画館で。

アニメの「落語心中」って知ってますか?原作は同名のもので雲田はるこ先生が描いた漫画です。

私は今年の夏にそのアニメを見て、ひどく感動しまして。

あまりのクオリティと面白さに1人で「なんじゃこりゃ」と叫び、アニメを見終わった数日後には漫画を全巻読み終わり、また「なんじゃこりゃ」と部屋で叫ぶ。ひとりなんじゃこりゃ2017

結末についてグルグルと考察を重ね、しかしながら、あまりの素晴らしさに頭が追いつかず誰かと話を共有したくなり漫画に詳しそうな演出家の知り合いUさんに思わずLINEを送る始末。

そのぐらい熱狂した作品が落語心中でございます。そんな 落語心中という作品のファンになると同時に、落語にも興味を持ったわけです。

そもそも笑点はずっと前から好きで。huluでひたすら笑点を見て、リアルタイムでもテレビの前で幕が上がるのを待ち、それぞれの回答に笑い転げる日々を送っておりました。

しかし、笑点って大喜利じゃないですか。落語ではない。

歌舞伎のときも言いましたが私の今年の目標は「日本文化を学ぶ」です。

なので、室町時代末期から歴史がはじまった落語を今年中に生で見て見たいなと考えていたのですが、そのときは突然やってきました。

映画館にて落語を鑑賞

映画を観に行った日。その映画館でたまたま落語の公演があったんですね。

何回もやっていて、今回が7回目だったようですが、これも何かの縁だなと思い、チケットも余っていたので勢いで見ることに。

こういう、グッドタイミングやん!みたいなのって嬉しくなるタイプです。わたし。

映画館でみる落語。
はたしてどうなのかしら。

 

噺家さんは2人出てきて、1人が二ツ目の桂宮治さん。もう1人が真打の三遊亭兼好さん。

一応、三遊亭兼好さんはゲストという形なので、主役は桂宮治さんです。

スクリーンの前に高座がつくってあり、そこに座って話はじめます。

「今日は兼好師匠がメインだから!」「人の入りがぼちぼちで」と宮治さんの自虐的な話からはじまり、映画館という異様な場所が少しずつ寄席のような空間に。

ちなみにお値段は1時間30分で3本話を聞けて2000円「お得ですね」らしい。
たしかに大学生の小劇場並と考えると安い気がする。

 

ここからがザッとした感想です。

 

本題にはいるまえに話をする時間がありますがあれを「まくら」とよぶそうです。あの「まくら」が意外と長い。
もっとスラッといくかと思いきや。ガッツリ話すんですね。

まくらからスッといつのまにかお話に入ってくるあの感じがめちゃくちゃ好きです。
そしてまくらで何の話をするのかもセンスが問われるんだなと。

生で聞く江戸の言葉いいですね。「〜でもって」ってフレーズは何回でも聞きたいワードです。
それから話はじめ、羽織を脱ぐあの感じもすごく好きです。

おお!寄席だ!アニメで見たやつだ!本物だ!
と感動していたら、1つめの話がいつの間にか終わっていました。
私の頭がついていかずオチがわからず。

オチがわからずぼーっとしていると、2つめの落語に三遊亭兼好師匠。

三遊亭兼好さんの落語は「粗忽の釘」で。きちんとオチも分かって、初心者にはありがたいオススメ落語だったと思う。面白くて素直に笑えたし、出てくる人物がみんなキュート。一回聞いただけなのに好きな落語として心に刻んだ。

そして最後にまた桂宮治さんの落語で終わりました。

最期は怪談話でね。あ、そっか。落語って笑う話だけかと思いきや怖い話もあるか。そうだよな。と思いつつ怪談話が苦手だからビビりつつ、聞きました。

1つめの話と振り幅が大きくて、いやー怖かった。

落語の楽しみ方がわかった気がするぞ

兼好師匠の落語が分かりやすかったことと、面白かったこともあり他の師匠の「粗忽の釘」も聞きたくなりました。

さっそく帰宅してYouTubeで「粗忽の釘」を他の方のものを聞くと兼好師匠のものとは話の筋が同じでも全然違う。わーこんなにも違うなんて。

話す人によって登場人物のイメージも変わるし、オチまでの笑わせ方も違うし。なんならディテールも違うし。 内容を知ってるのに、また聞きたくなる。そして面白い。この人はこの話をどうやって演じるのかなと楽しくなる。

ははーん
こうやって皆落語にはまっていくのだなと何となく分かりました。

他の落語をききたい

こうなってくるとCDを借りて、有名な師匠たちの落語も聞いてみたいし、
「落語心中」に出てきた「死神」や「初天神」なんかも聞いてみたくなる。

落語で遡っていって好きな噺家さんみつけて、その人の噺を見て、また好きな落語を発見して…って感じで楽しみ方はたくさんありますね。

次はいつ、どの師匠の落語を聞きにいこうかな。

まとめ

さて、いつか見たい!と思っていた落語。

今回、とてもいいタイミングで落語を見る機会があり。
やっとわたしの「落語を見たいぞ!」という気持ちも落ち着きましたとさ。

落語だけにね。

お後がよろしいようで。